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2006年07月04日

止めるわけにはいかない

 プロサッカーという旅を卒業して新しい旅に出たいというあなたをきっと止めるわけにはいかない。 さよならだけが人生だ。

 が、中田英寿さん、あなたはひとつだけ間違っている。

 >何も伝えられないまま代表そしてサッカーから離れる、というのは
>とても辛いことだと感じていた。しかし、俺の気持ちを分かってくれている“みんな”>がきっと次の代表、Jリーグ、そして日本サッカーの将来を支えてくれると信じて>いる。-nakata.net hide mail引用-

 私が支えたかったのはあなたがいる日本代表であり、日本サッカーの将来なのだ。 サッカー選手としてのあなたのいる未来であり、代表なのだ。
私は、少なくとも私はまだあなたと一緒に旅がしたかった。 世界の果てまで連れて行ってほしかった。   無論、勝手な願いだが。

中田英寿という人に聞きたいことはただひとつ。  バトンは、渡せましたか?
あなたが代表という場で、いろんな人から受け取ってきたバトンは誰かに渡せましたか?

 選手ではない、外野にいる私達は、いくらバトンを受け取ってもピッチで戦うことはできないんだぜ。 戦いたくとも。

 それだけだ。  

 私は待っている。 誰もに阿呆とののしられても私は待っている。

 十二分に休息を得て、力を取り戻したあなたが、渡し損ねたバトンを、もう一度誰かに渡しにくるその日を首を長くして。

以上。

投稿者 yoshimoto : 2006年07月04日 03:36

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